海外生活でとても寂しかったことが理由で浮気をした主婦

今回はカナダ人のピアノの先生と浮気をした主婦の体験談になります。
浮気をした理由やその時の心理
私たちは恋愛結婚でゴールインしました。幸せいっぱいだった私がまさか浮気をするなんて思いもよりませんでした。でも浮気をしてしまった理由ははっきりしています。私はとても寂しかったのです。
結婚して4年目に主人の仕事の都合でカナダのトロントに駐在することになりました。私はそれまで東京で天職と信じる仕事を結婚前から続けていました。でも海外転勤となれば仕方ありません。泣く泣く仕事を辞めて専業主婦になり、二人でカナダに引っ越しました。
海外に住めるなんてうらやましいとよく言われましたし、自分でもワクワクする気持ちもなかったこともないのですが、でもそんなことよりも自分の仕事、自分の生きがいを失ったことはやはり辛く悲しかったのです。
日本には数年後に帰る予定になっていましたが、そのときになって復職する自信もありませんでした。
私と違い主人のほうはカナダでの新しい部署の立ち上げを任されて、それはもう張り切っていました。いいなあと思いました。
あちこちを飛び回って、私だけひとり知り合いもいない町の新居にぽつねんと残される日々が続きました。むなしいと思ったし、主人のことを「ずるい」と恨む気持ちも出てきました。
八つ当たりだとはわかっていながら、そういう不満を主人にぶつけてしまい、口論も増えてしまいました。
天音さんの浮気の体験談
浮気をした当時の私は34歳。結婚して4年目でしたが、子供はいませんでした。5つ違いの主人との二人暮らしのまま、カナダに転勤になったのです。
忙しい主人に置いてきぼりにされる形の日々が続き、寂しい異国生活の中で「これではいけない、私も何かやることを見つけよう」と思い、思いついたのがピアノの練習でした。
当時、会社が借りてくれたマンションの部屋にはピアノはありませんでしたが、マンションのロビーに素敵なグランドピアノがあったのです。管理人さんから許可をもらって少しずつ練習を始めました。
子供のときに習っていたピアノをまた始めることで、ずいぶん心が慰められました。そして出会ったのがカナダ人のピアノの先生でした。私より3つ年下で、ニューヨークの音楽院で長らく勉強をされてきたという人でした。
無造作に伸ばした髪がクラシック畑の人というより、ちょっとヒッピー音楽のミュージシャンみたいなチャーミングな人でした。
この先生のレッスンはとても丁寧で、親切でした。私は英語には自信がなかったけれど、そういう言葉の不自由さを補ってくれたのがピアノだったのだと思います。
私の好きなショパンのバラードを先生が弾く姿に憧れました。すらりとした長い指が素敵だなとレッスンのたびに思っていました。
その先生から告白されたのは、レッスンを受けるようになって半年ぐらいたってからでした。私のことをとても好きだ、結婚しているのはもちろん知っているけれど、単純に先生と生徒以上の気持ちを持っている、これは抑えられない感情だ、と言われました。ドキドキしました。
トロントの長い冬が始まる10月のことでした。夏にはあれほど長かった日もぐっと短くなり、町は暗く寒く変わっていき、とても人恋しくなる季節でした。
相変わらず主人はカナダだけではなく、アメリカや時には東京に帰ったりなどして仕事で忙しい日々を送っていました。私だけ独りぼっち、取り残されてしまった、という気持ちが強くなって、ピアノの先生の言葉に思わず縋り付いてしまいました。
先生にピアノコンサートに誘われました。ちょうど主人は東京の本社に1週間帰っているときでした。先生にマンションの前まで迎えに来てもらい、コンサートホールに出かけました。
独りぼっちの部屋に帰ることを考えるとぞっとして、私は帰りたくないと言いました。コンサートの帰りに小さなカフェへ行き、それから先生のアパートメントに行き関係を持ちました。
ロマンチックな夜ではありましたが、私は急に恐ろしくなって、結局先生と関係があったのはその一度限りになりました。
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