私が彼に出会ったのは35歳のときです。結婚5年目でしたが子供ができず、夫婦二人暮らしでした。
彼は3つ年下の32歳で公務員、奥さんと幼稚園に通う娘と小学校低学年の息子との四人暮らしでした。
私たちが出会ったのは居酒屋です。私は独身の友人と女子会中で、彼は独身の友人と職場の未婚女性の合コンの世話役としてその場にいました。
たまたま隣の席にいて、女性の人数が足りなかった合コンに合流することになったのが出会ったきっかけです。
合コンの場では部外者である既婚者の私たちは、二人でずっと話しているうちに意気投合し、連絡先を交換しました。
最初は彼の仕事帰りにレストランで食事をしました。私は「友達と会ってご飯を食べる」と夫に言ってでかけました。
その席での、二人きりで食事をしているのを知り合いに見られたらまずいという話から、ホテルで話をしようとなり、ホテルに行き、そこから不倫が始まりました。
浮気デートのアリバイ作り
月に3回くらいホテルデートをしていました。彼は家族には残業だと言い、私は夫に友人と会って夕飯も食べてくると言ってでかけました。
18時から一緒に過ごし、怪しまれて浮気がばれないように、私は22時には家に帰るようにしていました。
また、遅くなることを怪しまれないように、夫には遠方から友人が来ると言ったり、親せきが遊びに来ると嘘をついたりしました。
回数を重ねて言い訳がなくなってからは、お酒が好きな友達と飲みに行くことにしたり、失恋した友人の悩みを聞くことにしたり、いろいろな嘘をつきました。
不倫をはじめてから、本当に友人と会ったり女子会に参加してしまうと、夜の外出が増えすぎてしまうので、友人と夜に会うことはしなくなりました。
浮気デートは遠出をする
毎回ホテルで会うだけではつまらなくなり、車の中でも楽しめるようなところで車中デートもしたりしました。夜景が見える小高い丘や、海辺や川辺、広い公園の駐車場などがおすすめの場所です。
デートを繰り返すとだんだん欲がでてきて、美味しいお店で食事もしたいし、外を一緒に歩きたくなります。
そこで、彼の残業がなさそうな日に予定をたてて、高速道路を使って知り合いに会う心配がないところまで行って、レストランで堂々と食事デートもするようになりました。
その後ホテルに行ったりすると帰りが遅くなってしまうので、食事だけと決めてドライブと食事デートを楽しみました。
デートはとにかく知り合いに会わないように、二人の生活圏外と決めていました。一緒に過ごす時間が少なくなったりはするけれど、誰かに目撃されるよりはよいと割り切りました。
3ヵ月に1回くらいは彼が有給休暇をとり、家族には会社に行くとみせかけて、他県の観光地まで行きデートをしていました。
温泉街を手をつないでブラブラ歩き、旅館の日帰りプランでのんびりしたり、遊園地に行ったこともありました。二人で泊まることはできませんが、朝8時くらいから20時くらいまで一緒に過ごして楽しむことができました。
浮気がバレないように
休日は家族と過ごす不倫中の私たちは、平日にしか会うことができません。彼が本当に忙しく残業が続くようなときは、会えない日が続いてしまって会いたくなってつらいこともありました。
会いたいのに会えないこの状況が不倫の恋を燃え上がらせたのかもしれません。
月日を重ねると私も夫への言い訳が難しくなってきますが、それでも、月に2回は一緒に過ごせるように時間をつくりました。
家族からすれば、彼は残業が増え、私は夜の外出が増えているので、さらに怪しまれて浮気がばれる状況をさけるために、緊急のとき以外は、平日の昼間しか連絡してはいけないことを約束していました。
彼は職場でメールをし、時間があれば昼休みに電話をくれたりしました。私は夫の出勤後にメールをし、履歴はすぐに消すことで浮気を疑われないようにしていました。
不倫中は浮気がばれないようにいろいろと我慢をしたし、会うときも会わないときも細心の注意をはらっていました。
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